Rapportera granskning

男性向け(かの仔さん)の音声のレビューです。

帽子屋さんは女性向けと男性向けを同梱して幅広い人に聴けるように配慮しているのが特徴で、気分が悪くなるような展開もないし、過激な直接表現や罵倒とかが苦手な人でも楽しめるのがいいんです。

さて今回も、「悪魔な天使の快楽地獄」でお世話になったかの仔さんの男性向けバージョンを聴いてみました。
誰もが知っているアリスの世界へ、のんびりゆったりと連れて行ってくれます。いつもの通り催眠部分をしっかり時間をかけて丁寧に、しかも「落とす」のではなく、ゆっくりふんわりと降りていく感じ。
有名な物語ですから、想像しやすく、また<音>をうまく使って意識をゆさぶってくれるので、深く入れます。

聴き手が男性の場合は、次の関門が<女体化>。実は私も本格的な女体化作品はこれが初めて。ただ、女体化というよりは<アリス化>といったほうがいいぐらい、変化の対象がわかりやすく、イメージが鮮明なため、多くの方があっさり対応できると思います。

その後のHパートは、帽子屋さんらしくマイルドながら、暗示をきっちり使って気持ちよくしてくれます。直接的な表現をあまり使わず、責めでも体に触るのは耳舐めぐらい。露出という要素(軽めです)を絡めてソフトな言葉責めで羞恥心や快感を高め、絶頂へと導いてくれます。絶頂はいずれもドライで明確な指示は2回あります。
特に2回目は、なかなかイカせてくれず焦らしに焦らし(ただ、寸止めというよりはいじわるというのがふさわしい、優しい焦らしです)てから迎えるので、何かが爆発し全身が痙攣し、ちょっと怖くなるような快感に襲われました。

過去作同様、ドMな人には向かないかもしれませんが、ややSぐらいの私にはストライクでした。おすすめです。