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「男の娘・コスプレセックス催淫」 へのレビュー

オススメ! 魔法にかけられて

2018年10月18日   うみうし さん

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映画やアートの巨匠の作品って、一見すると普通の、素人目ではどこにどう技術が使われているかわからないけど何だか凄い、だから誰かに魅力をうまく説明するのも難しかったりするんだけど、ずっと忘れられない。そんなのが時々ありますよね。

個性的な催眠音声を送り出してきたスクリプターさんの新作も、「男の娘同士がコスプレセックス」というかなりアブノーマルな設定と裏腹に、とても穏やかで甘く、作者の作品の中では(表面上は)癖のない方だと思います。
作りとしても初心者向けの配慮があって、催眠状態への誘導や深化、そしてドライへの誘い方も、とっても懇切丁寧で、なおかつそれと悟らせないままに巧みに引っ張っていく構造になっています。

最初に聴き終えた時、「最高に気持ち良かった―。でもやんさんの作品にしては普通だったかも」なんて思ったわけですが、考えてみるとこの独特な素材のメニューを、そう感じられるように調味したこと自体が凄い!

世の中には女体化して男性とHするという作品はありますが、心も体も男のまま、しかも男に一方的に犯されるという展開はとても珍しく、心理的なハードルも高いはず。
僕も実生活では女性にしか興味ないですし、男のアレをなめるなんて死んでも出来そうもないですが、この作品では幸福感すら感じてしまいました。高度な技術を織り交ぜつつ、聴き手に違和感を抱かせずにドラマ性を維持したままラストまで持っていくという見事なスクリプトがそれを実現しているのです。

全体的に甘々で優しいので、催眠初心者やこの手のプレーを怖いと感じるような方にとっても入りやすいですし、そこはハードなドライ絶頂を得意とするスクリプターさんだけあって、Hの気持ち良さ、後半の連続絶頂のたたみかけは相当なものです。僕もドライの瞬間に思わず女性のような高い悲鳴が漏れてしまい驚きました。

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