舉報鑒賞

近年稀に見る情熱の篭った作品です。
先行版とはいえ、ここまでの完成度に達しているものは見たことがありません。

■ストーリー
まずこの作品で目を引くのがストーリーの良さです。
世界観が一貫していて作り込まれており、今後の展開や興味をそそる謎や伏線の散りばめ方が
とても上手く、早く続きを見たくて仕方なくなるような素晴らしさです。

■アニメーション
先行版ということで若干作りが微妙なところもありますが、それでも十分にこだわって作っている事が
伝わってきます。
戦闘中とストーリーでのアニメーションはもちろんですが、フィールドマップでの動きも細やかで待機
アニメーションまで用意されているのには驚きました。

■グラフィック
フィールドマップの作り込みがこれまた凄いです。
マップチップのような使い回しはせずに一枚絵で仕上げているそうで、装置から壁の配線に至るまで
細かく描かれており、更に探索のギミック要素としても役目も果たしているので、隠し要素などがないか
調べるのに思わず力を入れてしまいます。

■システム
戦闘はターン制でエンカウントは基本的にランダムエンカウント、完全版ではシンボルエンカウントも
盛り込むそうです。
戦闘で得られた共通ポイントでキャラクターを育成するのですが、育成が戦闘中のエロ技にも絡んでいて
ロングスパンでもプレイできる実に上手い仕組みになっています。

先行版とはいえ仕上がりとボリュームの良さにと648円とは安すぎて驚愕するばかりです。
昨今の手抜きゲームとはレベルが違いすぎて完全版がとても待ち遠しいです。