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「悪魔娼館デビルブロセル~モーショボーの部屋~」 的鑒賞

愛おしいキャラクター性による一点突破

2017年12月14日   さひろ 先生/女士

このレビューは参考になった x 2人

最初に。
サークルからの説明文には「必要ない方は02-04から聞いて頂いて大丈夫です」とあります。
あるのですが、ヒロイン・モーショボーの背景などが語られますので、一度は聞いておきましょう。

他に書いておられる方もいらっしゃいますが、Hシーンの濃厚さを求めて聴かれると、物足りないものがあると思います。
シーン・シチュエーションも2つだけです。
その各シーンも、モーショボーの意地のはり方が滑稽でありつつ愛おしくもあるものの、あまり「そういう気分」にはならなかったのが、正直なところではあります。

ただ、そのほほえましい滑稽さとその裏の優しさ。
そして、モーショボーという「悪魔」が「生前に愛を知らずに死んだ乙女の魂が、死後になりかわる」存在であること。
この組み合わせが描き出すキャラクター性には、胸を突かれるものがあります。
そんな彼女がなぐさめを、例えひとときのものであろうとも得ていて欲しい。
そして叶うのであれば、優しくも愛らしい彼女にまた会いたい。

そのように思わせてくれる素晴らしいキャラクターを表現してくれたことに、感謝を。

* 為必填項目)

緣由*