舉報鑒賞

某有名RPGを連想させる作品名と雰囲気ですが、まさにその通りです。
原作の人気要素でもある自由度の高さ、物語の背景をプレイヤー自身に考えさせる構成を上手く再現しており、
やり込めばやり込むほど味が出てくる作品です。
更に、誰もが知っている『童話』の世界を融合することで、
ダークファンタジーならぬダークメルヘンという珍しい作品に仕上がっています。

原作同様に自由度が非常に高く、RPGとしての完成度も申し分ないです。
マップは全て繋がっているため、どこから攻略するかはプレイヤー次第。
ヒロインを仲間にして戦力を増やすも良し。犯して殺して覇道を貫くも良し。
物語の進行によって出現するボス、変化するNPCなど探索要素も満載です。
どのイベントにもフラグが関わってくるため、自力で制覇するにはかなりのプレイ時間を要するでしょう。

より楽しみたいのであれば、主人公に自己投影してプレイすることをオススメします。
苦渋の決断、残酷な条件、物語に進むにつれて疑惑や不安が込み上げてきます。
そして、この世界の秘密に触れた時、非常に素晴らしい興奮が待っています。

寿司勇者トロ氏のイラストがこの世界と非常にマッチしているのも、このゲームが高く評価される理由の一つだと思います。
購入当時は特に気にしていませんでしたが、このイラストあってこその世界観だと個人的には思います。

個人的にチャートを組んだり、セーブデータを替えて何度もプレイしていたため、プレイ時間は軽く50時間を超えています。
RTA走者もチラホラ見かけますし、一度ハマるとどっぷり浸かっちゃう中毒性があります。
イラストが好み、やり込めるゲームがしたい、物語を味わいたい・・・等々、どの角度から取ってもオススメできる作品です。
また、続編も決定しているようなので今後の活動内容も要チェックです!!