ドットもですがアクションの品質がとても高かったです。
こちらの操作への反応、特に効果音が気持ちよく、動かしているだけで楽しいと感じられます。
その爽快さで何をするかというと、適当にうろついて生きるだけという。これはすごい。
こう書くと何が楽しいんだという感じですが、肩肘張らずに他人の日常を追体験する感じが面白いです。
だんだん生活に慣れて作業化していくあの感じさえ味わえます。
ボスキャラのひとつも入れずに着替えや料理や風呂トイレを持ってくるあたりに確たる計算を感じました。
ありふれた生活のルーチンワークの一環としてアクションゲーム部分が位置付けられることにより、着替えたり食べたりシャワったりするのもまたアクションなのだという気付きに導かれ、謎の感動を味わいました。
あと名前付き脇役たちがあまり立派な人格ではないのでとても安心感があります。
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