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「くノ一牡丹」 へのレビュー

オススメ! 至高の傑作、短編の名手

2018年05月20日   ロナ さん

このレビューは参考になった x 1人

レビュアーが選んだジャンル :

エロとゲームの融合という評に完全に納得させられました。密度と作り込みが凄すぎます。
急げば30分で走破できる尺に、別のゲームを複数作れそうな量の発想が惜しげもなく詰め込まれています。
マップデザインもギュッと詰まって多彩で面白く、狭さと画面切り替えを活かして小さなミッションを積み重ねていく感覚が楽しいです。
広義の「役割を演じるゲーム」ではありますが、感触は立ち絵の反応なども含めてアクションゲームに近く、普段ジャンルRPGに馴染めない人にこそおすすめしたいです。
CVは程好い匙加減で、台詞を読み上げられるのが苦手な私も大興奮でした。

性癖が合致すると命が危ぶまれるレベルで抜けます。死亡報告もエロスを引き立たせる重要な小道具と感じます。
攻略はそれなりに運も絡むので、最高難易度でセーブ禁止プレイすると吊り橋効果めいて更に興奮します。
不満はしいていえば、木馬迷路は暗記が通用してしまうので毎回ランダム生成であってほしかった、くらい。
鬼ごっこが楽になる前のバージョンも遊んでみたいです。

プレイヤーの操作に対する立ち絵やテキストの反応が小気味よく、特に「お散歩」のテンポはページをめくる指が震えるほどです。
状況に応じた差分が大量に用意されているのも素晴らしく、お散歩でいえば退いて達するのを連続するとテキストが分岐したり、その際にハート残量で分岐したり(横棒一本でなくハート型というのがまた良い)、立ち絵は乳首が立ち肌に赤みがさすなど、作り込みがいちいち下半身を苛みます。私の腕で差分を全部探すには十時間でも足りません。

プレイヤーが視線を奪われると「気を取られた私」が任務失敗する忍術ゲームや、プレイヤーが牢屋から飛び出す手に驚かされて反射的に戻るとその操作が「下がろうとした私」としてヒロインの運命に組み込まれるお散歩ゲームが、特に私に刺さりました。

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