舉報鑒賞

前作の「あまえたいむ」は後輩ちゃんが疲れ切った主人公(聞き手)を癒し甘えさせるといった作品でしたが、今作はリバースの名を冠する通り、他人に甘えることができない先輩を甘えさせて癒す!という珍しいタイプの作品となります。

聞き手を甘やかす作品は多々ありますが、聞き手に甘えさせるのをメインに据えた作品は斬新に感じます。では、甘えられることは癒しにつながらないのでしょうか?いいえ、その実「甘えられること」の破壊力たるや凄まじいものでした。普段他人に甘えることができない憧れの先輩が唯一自分にだけ甘えてくれるというシチュエーションだけでも満たされるものがあり、飴をなめて無防備になった先輩から求められ、甘えられるというのはかなり充足感が高いものでした。

耳かき・耳舐め音声としてもよく、音質がいいため丁寧に耳をいじられることの快感はいわずもがな。CVちゆさんの甘い声色で「ダーリン」など耳元でささやかれるため幸せで頭がクラクラしてきます。

「甘えられる」こと。前作の後輩ちゃんは自分が必要とされていないことに悲嘆し、甘えられることで充足感を感じていましたが、甘えられるということは存在を認められ、ある種許されることにつながるのではないかと思います。甘えられることによる満足感・充実感はなかなかのものでした。一味違った癒しを求める方もそうでない方もオススメです。