舉報鑒賞

何と言ってもボリュームが凄い!
100円なんだからもうここで終わってもいいだろ、と思ってもまだ続く。本編どころか、おまけすら長い。おまけだけで100円以上の価値がある。

エロ部分は妖女達のイラストと濃密な文章のサウンドノベルで、差分もそこそこあります。

妖艶というよりは可愛らしい妖怪娘の絵は、かなり魅力的。妖という設定上、多少はビジュアルに癖があるかもしれませんが、ハマってしまえば虜になります。

また文章も濃厚で、どこからこんな変態心をくすぶる淫語録を思い付くのか、抜きながら感心しました。妖女のお姉さんに、枯渇するまで搾り取られ尽くしたいマゾの方々にはピッタリです。

また、妖女達も魅惑的ですが、主人公のショタ具合もなかなかのもの。おねショタ好きにはたまらんでしょう。

エロ部分だけではなく、王道を煮詰めて極めた形の物語も好きです。
キャラクター達も個性が立っていて、笑いあり、涙あり、時には熱い展開もありといった感じです。特にラストシーンはエロゲだった事を忘れて、自分もゲームも熱意が最高潮に達していました。
このゲームには回想部屋直行データが同梱されていますが、購入した暁には是非とも全クリを目指していただきたいです。

戦闘シーンである妖魔との追いかけっこは、割と運が絡みますが、その分緊張感があって面白いです。
負けたらもちろんエロ展開。逃走中でもエロ展開。

突破が困難な個所もありますが、ぶっちゃけ救済処置がいくつかあるので、諦めずに頑張ってください。

これだけエロも物語もよく出来ているのに値段設定が破格であったためにカルチャーなショックを受けた、自分にとってはとても印象深いゲームです。

好きにならざるを得ない作品でしたね!