やはり寝取られ作品というものは寝取られ側あってのものだな、という当たり前のことに気づかせてくれる作品です。
理不尽な出来事から貴族の奴隷同然の人生となった夫婦、夫はなんとか貴族から妻を取り返そうとするもついに情事を目の当たりにしてしまう。
自分の時とは違う圧倒的な快楽を叩き込まれる妻を見ての「今目の前にいる妻は俺と一緒に逃げてくれるのか?」「仮に逃げ出せたとして俺は彼女を素直に愛せるのだろうか」この葛藤。
男としての自信が砕かれ、次に夫としての器も揺らぐ。もしくはこの状況を受け入れようとする打算的な言い訳か?実に秀逸でここが妻のセックスシーンより何よりの見どころかもしれません。
ラストはなんだかぼんやりとした感じでしたがクライマックスの盛り上がりは最高だったので寝取られ作品として自信をもっておススメできます。
|