舉報鑒賞

現代舞台に初挑戦ながら、良くも悪くも相変わらずの月の水さんの作品です

月の水さんの他作品を知らない方は注意をしましょう
触手による異種姦と、百合に特化している作品です
そのついでにふたなりも多く、それ以外の要素は1割くらいだと思ってください

このようにかなり内容が偏っていますので人を選ぶ作品だとは思います
しかし値段はお手軽なのに丁寧に作り込んであります
エロ関係は取り逃がしが起こらないよう後からでも回収可能になっていますし、守護石というシステムでキャラクターの方向性をかなり自由にカスタマイズ可能になっています
会話のスキップやショートカット、常時ダッシュなど細かい部分への配慮が行き届いていることが多いですね
ゲームバランスも、最大難度にするとごり押しは不可能だが工夫することでクリア可能、と言う感じでうまく調整されていると思います

月の水らしく倫理観がぶっとんでいる女キャラばかり登場しますが、現代ものならではのシチュエーションも増えていますね
日本人の常識もまた別に存在するので、それが背徳感に繋がって楽しめます
また、相変わらず本気で苦痛を与えるような場面はないので安心です

難点としては、仲間が固定(代わりに合体技などのシステムが追加された)で選択の余地がなくなったことと、ダンジョンの入り口の場所を覚えないと迷う場面があることでしょうか

総合的には、性癖さえ合えば高いクオリティの作品だと思います