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購入を決めたきっかけとしてはほぼジャケ買いだったのですが、以前よりソフトマゾツイートを拝見していましたゅきゃま様による台本と知り、シチュエーションや台詞回しなどの作風へは信頼を寄せていました。
しかし音声作品を作るにあたって正直声優さんの演技や音の編集はどうなのかなという不安を感じていたのが実際のところです。
結論から言うと杞憂も杞憂、なんか変な心配してごめんねみたいな気持ちですね。

プロローグの自分のいやらしい姿を盗撮していた後輩くんを叱責する先輩のシーン。滲み出てる、愛情が。後輩くんが自分をいやらしい気持ちで見ていた事実が嬉しくて仕方ないという気持ちが溢れ出てる。素晴らしい演技でした。
一貫してそういった｢根底に大きな愛が存在する｣という前提のテンションが続くのでいじめられながらも甘々な声に裏付けれた確かな愛を実感として得ることが出来、惨めな気持ちにさせられつつもすこぶる健康なメンタルのまま射精を迎えることができる絶妙な塩梅に調整されています。このあたりは製作者自らの性癖へのストイックとさえ言えそうなこだわりが感じられ、とても好ましく感じられました。逆に徹底的に人間的尊厳を踏みにじられたいという気分の方は避けた方がいいかもしれません。(タイトルの時点でそれはわかると思いますが。)

音質や編集に関してはバイノーラルでないということで、やはり耳舐めシーンなどはやや物足りない部分があるのを否定できないものの、決して実用性を損なうほどではありません。今作で初めて同人音声作品に触れるというような方でも自信を持ってオススメできる逸品かと思います。

個人的な要望としてはゆっくりとした手コキで焦らされているシーンなどで効果音に合わせると少しペースが早すぎるのでは?というシーンがあったので、サウンドのついていないバージョンもあれば嬉しかったかなと思います。次回作では是非ご検討を…。