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まず本編はCITY no.109シリーズの二作目であり、アリス編と設定や世界感を共有しつつも別キャラクターの物語となっているためアリス編を購読していない方でも問題なく入り込める作品となっています。

前作に続きディストピア的美学が溢れ出る世界感ですが、前作では軽く触れられた「ITEM」という謂わば生体アンドロイドの設定をより深く掘り下げた作品であり、サイバーパンクを肌で感じられる素晴らしい出来です。

以前アリス編をレビューした事があるのですが、双子編はそのアリス編の短所であった「アプリケーション部分」が完全に作り直されており、バックログや画像モードも完備、PDFが同梱されているためDLSite playにも完全対応という至れり尽くせり状態です。
更に上記にある通りアリス編の長所である世界感やストーリーの出来の良さも全て受け継いでいるため、今作は名実ともに前作の魅力を昇華した作品であると信じます。

CG・イラストのジャンルだと1600円は高額な部類ですが画像の基本枚数が既に圧倒的である上にストーリーもしっかりしているため納得の行くお値段だったと思います。
As109様の描くロリは相変わらず素晴らしく双子ロリという更にニッチなジャンルが好きな方には垂涎ものかもしれません。
双子編はアリス編に比べ陵辱色が強く、可愛く可憐で、人間だけど人間じゃない、そんな女の子達がモノのように扱われるのが当然な世界を見てみたい方にもオススメです。
…が、それと同時に陵辱系が苦手な方や可愛いロリが酷い目に合うのが見たくない人には少しオススメし辛いかもしれません。

ネタバレを避けたいため内容については言及を控えますが、CITY no.109の世界感を共有したストーリーがこれからも続く事を匂わせた絶妙なエンドが素晴らしく、次の作品が待ち遠しく感じられるとても素敵なCG集でした。