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「紫苑 姦喜の姫武者」 へのレビュー

    • 2010年01月19日
      主導権が変わるたびに、奈落に進むお話です。

      後半のための布石が、輝きを隠していないために、
      いつ、どこで、どのように変化するのか、
      読み進める緊張感は、時限爆弾の爆発を待つようでした。
      吹き飛んだ壁の向こうに何が待つのか。

      狡猾な敵。豪腕な敵。勇ましく戦った面影が、
      奈落の生物に深みのある味付けをしています。
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