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「ろりとぼくらの。」 へのレビュー

    • ”クジラックス”先生の描きたい”ヒロイン像”が、まず
      あって、それを表現する為には、ストーリーをこうせ
      ざるを得なかったのではないか、と、読んでいて感じ
      る、短編九本と、後日談的描き下ろし一本が収められ
      た自身初の作品集。
      印象的な収録作品は、道で困っていた男性を、助けた
      ヒロイン。会話の中で言った些細な”嘘”から・・・な
      「らぶいずぶらいんど」。
      日常と非日常との”境界線”を浮かび上がらせる、その
      ストーリーは、愛らしいキャラクターデザインのヒロ
      インとは”二律背反”な、ダークな”色彩”を帯びていて
      ”クジラックス”先生の世界観を、読み手に提示します。
      重厚な読後感が味わえる、切れ味鋭い一冊。

      4人が役に立ったと答えています

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