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時代や流行が移り変わっても、これだけは変わらない。
そんな事柄をテーマとした”酒井美羽”先生の短編四本が
収められた作品集。
印象的な収録作品は、結婚三年目の暮れ、”離婚報告”に
帰郷する二人を描いた表題作「それゆけ秘宝館」。道に
迷って訪れた場所で、お互いを再認識してゆく。説得力
のある構成が光る、お話でした。
コメディータッチでドタバタした展開ながら”酒井美羽”
先生が伝えたいコトが、読み手にシッカリと伝わる、そ
の作風は唯一無二なもの。深みのある味わいがある一冊。