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「愛玩ビュッフェ」 へのレビュー

    • 2016年12月21日
      レビュアーオススメ!
      快感に溺れて(おぼれて)普段見せない表情を、丁寧に描き
      込んだ作風が記憶に残る”柴七世”先生の、短篇十二本が収
      められた、自身初の作品集。
      印象的な収録作品は、成績低下が、とどまるところを知ら
      ない主人公君。”ケーキ・一個”という破格の条件で家庭教
      師を引き受けた、彼より年下のヒロイン。教え方も上手く、
      スペック優秀な彼女に”そっち方面”の話題を振ってみたら、
      な「教えて香奈先生」。”売り言葉に買い言葉”で、処女と
      童貞の初体験になる展開が、魅力的な短篇でした。
      若干、ダークな色彩を帯びた短編もありますが、全作品共
      通の、カラダをぶつけあう様なパワフルなカラミが、翳り
      (かげり)を吹き飛ばしてしまうので、読後感は上質、かつ
      開放的なスッキリしたものになっています。
      ”柴七世”先生の、初作品集とは思えないクオリティの一冊。
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