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筋金入りのメイド服絵師”荒岸来歩”先生、五話
構成の表題作と、独立した短篇一本を収録した
作品集。
印象に残った収録作品は、メイドになるという
自身の夢を実現させる為、担任の”高里新一郎”
に処女を捧げ、ご奉仕の勉強に励む”安藤桜子”
を描いた、表題作の「1時間目」。
読んでいて感じたのは、”安藤桜子””鮎川美香”
”田所琴美”、三人三様なそれぞれの個性を活か
し、ご奉仕を学んでゆく姿を、少しコミカルな
テイストで描いている点。『性奉仕』というア
ンモラルな作品世界のダークさを、上手く払拭
している感想を持ちました。
”安藤桜子”の、”高里新一郎”に対する一途な想
いが、柔らかな読み心地と、読後感を運ぶ一冊。