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誰でも経験する、初体験の時の葛藤をコミカル
なテイストで軽快に描く、”平間ひろかず”先生
描き下ろしの後日譚一本を含む、短篇十一本を
収録した、自身三冊目の作品集。
印象に残った収録作品は、ヒロイン”凛子”先輩
と付き合い始めて結構長い”秋道”。根が真面目
でエッチ関係に疎い(うとい)”凛子”先輩から嫌
われないように我慢している”秋道”・・・・な
短篇「Pretty Face」と、描き下ろしの後日譚
「Pretty Face あふたー」。エッチな知識を補
う為、メモ片手にコトに挑む”凛子”先輩の律義
な性格がしのばれる、お話でした。
読んでいて感じたのは、相手女性に気を使いす
ぎて関係が進まないとか、相対すると緊張のあ
まりとか、な、繊細な『オトコ心』を受け入れ、
初体験を完遂するふたりの姿を、コミカルなテ
イストで描きあげている点。ドタバタした展開
がイイ味、醸し出していました。
明るく軽快な読み心地と読後感が楽しめる一冊。