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「花嫁はアルパカにのってやって来る」 的鑒賞

何処かの土地の物語。

2009年10月29日   コネズミ 先生/女士

このレビューは参考になった x 2人

評論選擇的類別:

フルカラーの完全創作物で
かつ、絵柄も個性的なので購入してみました。

エロパロなどの二次創作物は
既に下地があるのが前提で、
説明抜きでも作品として成立してしまいますが、
本作は全くの創作。

場所、状況、設定などの情報を
読者に説明していかなければならないのですが、
文章による状況解説は最小限。
設定や情報のほとんどは
説得力のある絵から伝わってきます。

どこかの国の、どこかの痩せた土地での婚儀。
これを30Pで語っています。
花嫁の出迎え、少女には大きい髪飾り、民族衣装など、
作者のこの世界に対する拘りが溢れているので
「これ、N〇Kのドキュメントで見た事ある」と錯覚してしまいます。

Hシーンは、本番よりも
娘さんの裾を捲くるところがお気に入り。
娘さんは下着を着けておらず、秘所は剥き出し。
こんな所にも細かい設定(というか拘り)が!
スバラシイ…。

使えなくは無いですが、実用向きとは言い辛い。
ですが作品全体から漂う「何処かの土地の物語感」がとても良い。
創作物としてレベルが高く、好みの作品です。

* 為必填項目)

緣由*