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「ミナミからの手紙」 へのレビュー
2008年05月22日 白木 さん
このレビューは参考になった x 8人
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ゲームは基本的に二人のミナミのどちらを選ぶか、どう接していくかで変わっていくシナリオ。 絵のレベルは見た通りかなりのもの。立ち絵や、イベント絵も安定しているので首をかしげるようなことは無いと思う。 Hシーンの表情なんかもいい感じに蕩けていて、なんと言うかこみ上げるものがあります。 そして声優さんの演技もさすがといえる実力の持ち主ばかり。 全体的に高レベルで途中で崩れることも無く展開するので、安心して購入できる作品だと思う。 一人声があてられているのに解けないキャラがいて、それはちょっと残念だが、『ミナミからの手紙』である以上彼女のルートが有っても蛇足とも思うのでそれはそれでいいのだろう。 何気にBGMもいい。曲数は11で、さほど多いということは無いがいい感じに聞ける曲だと思う。 以下ちょっと突っ込んで書いてみる。 #defineといえば催眠。 催眠といえばそれを思いっきり活かせるのはある程度無理やりでだろう。 しかし残念ながら、催眠術モノといえるルートは片方のミナミに対してしか用意されていない。 だが、勘違いしないで欲しいと思う。 もう一方のミナミを見た場合、確かに催眠術のような絶対的かつ便利な何らかの力は使用されていない。 けれど、むしろ精神誘導、身体開発の真骨頂を見せるのはこちらのルートではないかとさえ思う。 立場を利用し、ミナミを怒らせ唆し、さまざまな感情を利用して追い詰めていく……ぞくっとするぐらい魅力的じゃないかと思う。 そう、人を操るのは催眠術のみにあらず、そんな言葉を実感できた作品だった。
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