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「そらのいろ、みずのいろ」 へのレビュー

オススメ! 美麗な「絵」と秀逸な「物語」の幸せな融合

2007年09月21日   LinguaFrancaDX さん

このレビューは参考になった x 13人

実は、このゲームの最終クリアを目指すには、かなりの根気が必要。
2人の主人公である弌と十三の、両[Side]を先にクリアしなければ、
最後の[Both Side]には到達できない。
言い換えれば、最終クリアまでに、
ストーリーを事実上3回分プレイしなければならないということ。
各々のストーリーも、日付上で「夏休みまるごと」分のボリュームがあるため、
長丁場になること必至。

しかし、この作品は、その難点をはるかに凌ぐ魅力が多数ある。

まずは、Tony氏の原画になる美麗な「絵」。
この「絵」に惹かれて購入する人も多いと予想する。
そして、その選択は間違っていない。
年頃のヒロイン達の、充分すぎる「少女のクオリティ」を感じさせてくれる。

もう一つ、忘れてならない点を挙げれば、プレイ中には概して飛ばしがちな、
ストーリーの文学的展開。
画面をじっくり進め、文章をゆっくり読み込んでいけば、
主人公やヒロイン達に相応しい、
成長譚と恋愛物語が入り混じった「たった一夏の冒険」を、
貴方も追体験できるはずだ。

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