舉報鑒賞

あんまりと言えばあんまりなタイトルとは裏腹に、シナリオ重視の読ませるゲームでした。
確かに主人公や第三者がヒロインを強姦するゲームです。
しかし、このゲームの神髄はその後のアフターケア的なシナリオにあります。
強姦された後に変わっていく主人公とヒロインの関係、ヒロインの変化や成長、主人公の本質…
それらがとても丁寧に書かれていて、私としては中々楽しめました。
特に黒髪のヒロイン(名前出すのはダメなんですよね?)の、良心に従って選択肢を選んだルートでは、
キャラクターの性格や主人公のやりとり、挿入歌も相俟って泣けました。

尺は1プレイ1時間程度で、主人公以外フルボイス。
惜しむらくは状況にそぐわない効果音の使用、立ち絵やCGの少なさでしょうか。
不満点はあれど、この内容でこの価格は妥当だと思います。