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「陰の章~しゃぶり姫~」 へのレビュー

緻密な調教が好きな人にはお勧めできる

2008年07月28日   月読 さん

このレビューは参考になった x 11人

特筆されるべきは調教の組み合わせが多種多様であることだろう。
事実,初期段階においても,調教場所が「屋内」と「屋外」に分かれ,「屋内」が二ヶ所,「屋外」が二ヶ所。そして服装や調教用道具,調教の「厳しさ」「優しさ」,更には行為やそのフィニッシュも三通りあり,話が進んでいくうちに,調教場所と服装、並びに調教用道具の種類も増え,プレイヤーはこうした多種多様な調教を施していくことで,姫乃の「従順度」「奉仕度」「性感度」「色気度」のパラメーターを上げ,完成度を100%にするようしていくのである。

その一方で,この多種多様な組み合わせが,本作の欠点にもなっている。
前述した各パラメーターは,調教の組み合わせによって上下するのだが,組み合わせによっては,初期段階ではパラメーターを下げる行為でしかなかったものが,後半ではそうでなかったり,あるいは逆のパターンもあるため,プレイヤーによっては,その複雑さに辟易する場合も出てくる。

また,一周目では出てこないが,隠しパラメーターとして「サド度」「マゾ度」「淫乱度」というのもあり,これらを加味した場合,複雑さは更に増すことになる。(特に1回クリアして,再度始めからプレイした場合,上述した隠しパラメーターがそれぞれ高い値でなければ,強制的にバッドエンドになる。これは1回目のセーブデータから始めても一緒)

なお,劇中,何回か強制イベントがあるが,2回目のイベントで回答を誤ると,調教機関が削られてしまうのも注意しないといけない。

調教をじっくりと楽しみたい人にはお勧めできるが,お手軽にしたいという人にはお勧めできない,プレイヤーを選ぶゲームであると思う。

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