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「ぽんふぁーずvol.4「ナース」編」 へのレビュー
2009年05月19日 旅人 さん
このレビューは参考になった x 3人
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さて、これで4作目になりますが、 シリーズを通して根底にある「黒さ」に磨きがかかる一方です。 具体的には、登場する女性達の邪悪さがステキ過ぎます! 「ナース編」とあります通り、ストーリーは病院から始まります。 入院している少年とナースのお姉さんの関係が「発端」に… そう、あくまで「発端」になって展開していきます。 全作通じて、 「未熟な少年を自分好みに仕立てる悦び」 「本来あるべき成長からワザと歪める悦び」 「圧倒的な社会的・体格的優位から安全に玩ぶ悦び」 に満ちている当シリーズ、今作も勿論そこは全開なのですが、 それらと表裏一体で 女性の「集団心理」や「共犯意識」に描写が及んでいるのが実に良いです。 類が友を呼ぶと言うか、朱に交われば赤くなると言うか、 あるいは雪玉が坂を転げ落ちる如くと言うか、 「発端」となる出来事から、あれよあれよと言う間に 少年趣味の女性達が集い来る展開は、これまでとはまた違った趣を有します。 ストーリーそのものが終わっても、その背後に無限の奥行きが感じられます。 つまり「これで終わるはずがない」という感覚、 むしろこの先にさらに巨大な欲望の胎動を予感させる終わり方、 集まり続ける邪悪な女達、その連鎖の先は…?と考えると 余韻の充実する事ときたらもう。 描写の淫靡さも細かい所で向上しており、 笑みを形作る唇やら糸を引く涎やらのエロスは只事ではありません。 今後とも更に黒い精進を期待したいところです。
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