리뷰를 보고한다

勇者・魔王・聖女・冒険者・記憶喪失の少女・七つの武器、など普通のファンタジーにありがちな要素を、普通ではなくちりばめたダークファンタジーです。
ストーリーは記憶喪失の少女が非道を強いる魔王を倒しに行く、という王道のものですが、決してそれで終わらないのがこちらのサークル「宴」の十八番と言っても過言ではないでしょう。
シナリオ全般に悲壮感や重厚感が押し出され、引き込まれるものを感じました。
特にエンディングの衝撃度は尋常ではないものがありました。
まさかあのキャラが……
ライトではないファンタジーを求める人に向いていると思います。

ゲームとしては、ある程度経験値を稼いでいけばそれ程難易度は高くありません。
ただし、敵の攻撃力は若干高めでこまめな回復は必要になってくるので多少の緊張感はあります。

エロはファンタジーっぽい衣装そのままでの着衣エロから段々脱がしていく物でこれはなかなかそそります。
ただし、ほぼ全てが凌辱シーンで和姦や快楽堕ちはありません。
リョナと言うわけではないですが、痛々しいものが苦手なら多少の注意が必要です。

サブイベントなどに期間限定のものが無い(後から回収可能)、特定の行動だけを指定したオート戦闘などストレスを感じさせずにプレイできる点も好感触です。
また同サークルの他作品から一部キャラが登場しますが、そちらを知らなくても特段問題ない造りになっています。