あきらかにお買い得です。これは間違ってるんじゃないかと思うぐらい安い。
憎しみのシナリオの中に主人公が1度だけ純愛に傾倒する展開があるのだけど、ここのボリュームを膨らませてくれていたのなら僕は声無しですら少なくとも4000円以上は払う価値があると思うぐらいに枠組みもシチュエーションもしっかりしていた。
独善的で思い込みが強く女性への劣等感の塊である主人公が利害が一致した人間から力を授かる形でマインドコントロール能力を得る。
性能はまちまちだが、他人が干渉できないようになる+常識書き換えがコアになっている。そしてその活かし方がうまい。それぞれが似ないようにうまく作られていてどれもを楽しめる。
例えば昔から「勉強することが好きだった」という常識を過去まで遡って「男性器のことを考えてるのが好きだった」に書き換え、時間を元に戻すと勉強のことをずっと考えてた時間がそれに置き換わってしまうというものだ。
原作を大して知らなくても存分に楽しめるが、原作ファンの方向から購入を検討している人に向けて描くと、ア□エ・クラ○・シャ□ソ・マ△リアは大当たり、という印象。
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