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「あぶな絵師宵蘭」 的鑒賞

オススメ! 大正ロマン(和の縛りの美学)!

2010年11月16日   H原人 先生/女士

このレビューは参考になった x 1人

同一作者の「SMマガジン」シリーズを、表紙につられて何作か購入しましたが、
そのなかでも本作が最も面白かった。
(傑作!と言うよりも、自分の趣味に合う「佳作」という感じ。)

 この人の絵柄は線が細く、和服に縄の緊縛といったシュチエーションがぴったりで、
M女の被虐感、色気などが良く出ています。
 他の作品の洋風ボンデージとかだと、責めの雰囲気が濃くって、絵がストーリーに
負けて、表現しきれていないところがあると感じたましたが、本作は舞台を昔の日本に
設定し、ノスタルジックな雰囲気がマッチしています。 

 後半は、責め役の絵師のお姉さんが若かりしころの話で、前後逆でオマケのような
感じですが、コッチはこっちでロリでS気質のお嬢様が、没落の憂き目に会って親戚に
嬲られ、悔し涙に咽ぶという、好きな人にはたまらないシュチで、1作で二度おいしい
コンボになっています。
 とりあえず、縄での縛りが好きな方なら、買って損は無いと思います。

* 為必填項目)

緣由*