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「ベルダーシュ ~僕と私の逃避行~」 へのレビュー

オススメ! 腑に落ちるタイトル

2011年01月14日   虚飾症 さん

このレビューは参考になった x 5人

最近、サブカルチャーで頭角を現し始めている『男の娘モノ』。
その中でもこの作品は、構想し易くも形にしにくい『男の娘同士』
という内容を、巧みに表現していると感じました。

下手な癖のない自然な『男の娘』の描写がとても魅力的です。
かといって、人物が薄っぺらなわけではありません。
主人公は元々は『ノン気』の男の子。最初は『じょそこ』に過ぎません。
しかし、ストーリーが進むにつれ、どんどん『男の娘』に変わっていきます。
クンニやフェラを嫌がっていたのが、そのうちに飲精で朦朧とするような
体質に変わっていくのは、淫靡で、背徳的で、『男の娘モノ』の醍醐味の
一つといえるのではないでしょうか。
それとは裏腹に、ヒロインは根っからの『男の娘』であり、尚且つ
性行為に奔放、と、オーソドックスながらも真骨頂なキャラです。

全編を通しての印象は、『男の娘同士』がそれぞれ『S』で『M』
であること。開けっ広げに言ってしまえば、お互いの『攻め』と『受け』の
行為が網羅されています。
総評は『可愛い』の一言に尽きます。あえて付け加えるなら
エッチシーンにもかなり重点が置かれていることです。
このジャンルに飢えていたことも後押しして、一気に読了してしまい
もっとボリュームが欲しいと感じましたが、クオリティを考えると
コストパフォーマンスは非常に高いと思われます。

既存の作品で物足りなさを感じている方や、興味がある方は
『男の娘モノ』の代表作として、この作品を購入してみては如何でしょうか?
独特で耽美なグラフィックと、雰囲気に相応しいキャスティング、SEで
幻想的ながらも存在感のある『男の娘』ADVです。

ジャンル *男の娘* *男の娘* *男の娘* *男の娘* *男の娘*

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理由*