舉報鑒賞

今まで2つの痴漢作品を作成してきたこのサークルですが、3作目でいよいよ漫画形式での作品となりました。
　ビジュアルノベルから漫画化したことによってかページ数が大幅増大。840円ながらにしては読み応えが十二分にあり”痴漢する”という言葉に少しでも興味がある方には非常に買いになる作品です。
　内容として、前作の二重痴漢とは異なりオーソドックスな男が女を痴漢するというシチュエーションでしたが、山場と濡れ場を両方きっちり踏まえたうえで、それらを丁寧に表現した描写となっており、大変読みやすく分かりやすいです。
　絵柄としても、しっかりと最後まで線を崩さずに書き上げられており、表紙やサンプル画像のみに力を入れているわけではなく、きっちりと仕上がっています。男根の書き方、膣内の描写、精液、愛液、効果音の書き方等ハイクオリティな漫画になっているため、最後まで飽きさせることなく観る事が出来ます。
　キャラクターも、サンプル画像で見えるように痴漢のおぢさんと襲われる少女のみとなっておりますが、痴漢の仕方のネチッコイ執拗さ、耐える少女の無表情ながらの健気な我慢、そして陥落後のなす術もなく犯されてしまう姿……。しっかりと押えるところは押さえられており、無口な少女を犯す愉しさを得る事が出来るのは素晴らしかったです。

　更なる飛躍が望めそうなサークルですので、これからの作品にも注目していきたいと思います。