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「もしもの世界」 的鑒賞

オススメ! 絞り取られる悦び

2018年01月12日   kappa河童 先生/女士

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「搾乳」をテーマにすえた、架空の常識がある世界の日常を描いた作品。

過去作と直接の繋がりはないものの、第1作目の『義務性交』の世界観が気に入った人には、手放しでおススメできる作品となっている。

ヒロインは子供のいない既婚女性で会社員の佐藤さん。

取引先との仕事の後、胸の張りを覚えた佐藤さんが、新人で部下の鈴木くんに女子トイレで搾乳をしてもらう。部下に搾乳されながら、人妻の佐藤さんが脇目も振らずに気をいかせてしまうシーンは、架空世界の常識と現実世界とのギャップから妙なエロさがある。

帰宅後も佐藤さんは、新人部下に搾乳されてイってしまったことをネタに夫から搾乳されてしまう。部下と夫との対比が、夫の妻に対する嫉妬心が行為の激しさに繋がっており、「ネトラレ」要素が、「ネトラレ」作品でないにも関わらず作品に盛り込まれている点に、架空常識を生かした作者の作品作りの上手さが感じられた。

惜しむらくは、「搾乳」という行為の都合上、背後からヒロインをせめるシーンばかりで、さまざまな体位でのシチュエーションに乏しかったことだ。

妊娠しなくても母乳が出るようになる世界を描いているのだから、「搾乳」だけでなく「授乳」シーンも織り交ぜていれば、よりぶっ飛んだ設定を生かした作品になると思う。

商業作品でないのだから、ページ数にこだわらず作者の盛り込みたいモノを盛り込んで、もっと丁寧にシーンを描いてもいいのでは?・・・そんな出来栄えに思えた。

喘ぎ、身悶えするヒロインの表情にますます磨きがかかった第3作目。次回作が今から楽しみだ。

* 為必填項目)

緣由*