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「アンチバタフライエフェクト」 へのレビュー
2016年07月08日 ろたろう さん
このレビューは参考になった x 5人
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レビューの数も多く、既に特に付け足すことも無いかも知れないが、長らくの作者氏のファンとして一言補足を。 他のレビューでも述べられるように、エロ目的で購入するのであれば、確かに物足りない面はあるかもしれないし、同氏の画力は好き嫌いの分かれるところはあろう(私は好きだが)、技術力等の欠点は無いとは言えない。 しかし、本作品の売りである、綿密に練られたストーリー、ひとシーンごとに張られていると言って差し支えないほどの伏線、脇役を含めた登場人物の魅力、壮大なスケールの展開・・・。これらの圧倒的な完成度を目の前にしては、上述の「欠点」など、瑣末な問題に過ぎないと断言できよう。Normal_NEET氏の述べる「間違いなく自分の最高傑作」の自己評価にはいささかの誇張も無い。 さて、今作者、Normal_NEET氏を良く知る者であれば同氏の作品構成力の高さと、軽妙で自然なセリフ回しという、マクロとミクロな魅力は周知の通りであろう。本作品では、前者の実力を遺憾なく発揮する一方で、後者の魅力は失われていない。むしろ、親密な会話の場面などは少なくなった分、印象的で効果的になっているようにも思われる。 同氏は、わずか一言二言で、人物間の関係、人物の人格を表すような会話回しを描ける稀有な才能を持つ。無論、常日頃、冗長な長文に慣れきった我々からすれば、物足りない印象を受ける。だが、そこが逆に想像力を喚起させ、心地よい余韻をもたらす。彼の文体は散文のものではなく、韻文のそれなのだ。是非とも、近作の壮大で美しい物語を楽しんで欲しい。フセさんはいいぞ・・・。 なお、同作者には、dlsite のものだけではなく pixiv で連載された「じゃきがくッ!」「天道の到り手」、ニコ動で連載されていた某作品(宣伝が禁止されているため名前は出せないが)もあり、いずれも魅力に溢れる。
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