世のエロマンガや同人誌の業界でも近親相姦モノが徐々に増えつつあり、私としてはとてもうれしい限りですが、そんな中「とりあえず設定上の母親と息子がやってりゃいいんだろ」という残念な作品が増えているのも現状です。
しかしこのサークルさんの作品は違います。他の方のレビューでも書かれていますが、なんと言ってもストーリーの背景、近親相姦に至るまでの過程の描写がとても凝っています。16P,24Pで納めなければならない商業誌の作家の方々とはまた違って、自由に物語を描くことのできる土俵をものすごく活かしてらっしゃると思います。
やはり背徳行為となるものですから「やりたい」「じゃあやろう」ではなく、そこに至るまでの互いの心理、行動というものは丁寧に描かれるべきだと思うのですよ。そしてその背徳感の向こう側に辿り着くからこそ、母子相姦には意味があると思うのです。
そこをこちらのサークルさんはとても良く分かってくれています。長めのストーリー焦らしてムラムラさせて、いざ挿入からはテンポよく、最後の中出しは大きなカラーページで決めてくれますよ。
とても一発ネタの設定にしてはもったいない! 是非とも続編を。そしてあわよくばボテ腹まで…。
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