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選択肢一切無し。ストーリーは完全一本道。伝統のNornです。

今回のお話は修行のために下界に下りてきた天界の騎士様を、
口八丁で口説き落として快楽——もとい愛の世界にいざなうというお話になります。
あれ、Miel? と思うかもしれませんが、主人公はヒロインのことが大好きですし、対するヒロインもまんざらではない様子。
最後にはNornのブランドらしく相思相愛に結ばれるので問題ありません。

さて本作のヒロインであるリゼットは、剣のために女であることを捨ててきたたかなりの堅物。そのため、初めて触れる女の悦びに戸惑うばかりです。
そんなウブだった彼女もやがて快楽に溺れて——もとい愛に目覚めて大いに乱れます。
初めは恥ずかしがっておねだりを拒んでいた彼女が、
終いには自ら主人公の乳牛になる等と淫語を叫ぶにいたって、一種のカタルシスを感じさせます。

本作のエロシーンは、堅物のヒロインを快楽に溺れさせる——もとい愛に目覚めさせるため、危ないプレイに挑戦します。
エッチな下着姿での屋外プレイや、恩人とドア一枚隔てた状態で会話しながらの羞恥プレイ、
絶対快楽に負けたりしない、という彼女をバイブを使って堕とす焦らしプレイ等など。
やっぱりMielなんじゃ? いいえNornです。
陵辱ゲーの暗澹とした雰囲気はなく、ヒロインもなんだかんだで乗り気なので、陵辱ではありません、多分。
陵辱嫌いな人でも楽しめます、きっと。

個人的に楽しめたのはキスシーン。
初めは緊張した様子で相手をまじまじと見ていた彼女が、後半では幸せそうに目を閉じて舌を交わすように変化する様に、大いに満たされた気になれました。

堅物だった騎士様が快楽に溺れて——もとい愛に目覚めて大いに乱れる落差を楽しみたい人にお勧めの一品です。