舉報鑒賞

DLサイト全体でもかなり割高なこの作品ですが、それだけの価値はあると思います。
人にもよりますが、普通にプレイしていても十時間程度はかかるだろう力作です。回想で何度も戦ってみたり、全ての技を受けてみるなど、やり込み要素もあり、しばらくこの作品だけで楽しめるほどです。

内容は、魔王と勇者という王道を扱っていながら、それだけに留まらず、しっかりと人と魔物の対立とその葛藤を書ききっています。
キャラクターが立っていて、掛け合いや戦闘中の会話も飽きさせません。
ただ、モンスターが全員女性なのに説明がないのは、不可抗力といったところでしょうか。

肝心のHシーンですが、これは人を選びます。ハマる人はとてもハマる内容かと。
まず、逆転はありません。ここは重要なので、間違えて買ってしまうと後悔してしまうかもしれない所ですが、「モンスターはちょっとなー」という人でも新たな性癖を開発してくれるでしょう。
70以上の敵キャラクターと、どのシーンにも力が入っていて、手抜きがないほど濃いので、必ずお気に入りのキャラが見かるはずです。

外伝図書館という参加型のシステムや、完結編となる第三部もあり、まだまだ世界が広がりそうな作品です。