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意中の女性に振られて落ち込んでいた主人公が教室に戻ってみるとジャケットのような状態のヒロインと出くわして…という作品。
ヒロインは繊細だけどとにかく明るく振る舞う、というタイプのキャラで、トークを聞いているだけでもなかなか愉快です。

環境音や効果音、BGMが丁寧に付けられていたり、MP3とflacがそれぞれ用意されていたりと、音声作品としてこだわっている様が伝わってきて好感が持てます。
flacとmp3の差は大きくはないですが、比較するとflacではキャラのボイスがよりくっきり、肉厚に収録されており、よりヒロインとの距離間や温かさを感じられるかと思います。

注文を付けるとすれば、効果音は丁寧なんですが、水音が強すぎるかなとか、肌のぶつかる音はもうちょっと破裂音っぽさが欲しいかなとか、理想とわずかにズレてる感があるので、より磨き込んで欲しいと思いました。
トラック5のクライマックスでのヒロインの喘ぎ声は、トラック1を上回るものであって欲しかったとも感じました。

僅かに指摘もありつつも、キャラやシチュエーション、音声作品としてのクォリティ全般が高いレベルでまとまった良作です。丁寧なPDFも付いてきます。
今後のさらなる発展も期待して応援していきたいと思いました。