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「奴隷姫の受難曲」 へのレビュー
2012年12月17日 カーテン さん
このレビューは参考になった x 9人
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●満足点 ・趣味に拘るし話にも拘るという作者の気概 ・凛とした空気のある絵が単純に好み ・改造による畜生的見た目の変化 ・武器、魔石の組み合わせを考えさせられる戦闘 ・グチャグチャスパンスパン下品なエロ効果音 ・クレアの外見と忠犬ぶり ●不満点 ・自分にレズ属性がないので敵幹部に男も欲しかった ・悲惨な姿で流浪してるという感覚は薄い 表紙絵での通り奇抜な姿での旅を余儀なくされる主人公たちですが、周りの反応は蔑むというより面白がるという風が強く、奴隷的な期間も短く本人たちが目標に向かって前向きなため、悲惨な旅という印象は薄いです。(戦闘では毎回惨めな姿になりますが) その点では、むしろ敵幹部の一人であるチグサの過去の方が壮絶で興味というか心惹かれました。 その他の敵幹部の面々も、キャラの背景に作者の強い拘りと設定が垣間見られ、一人一人が別作品のメインキャラを張れそうな魅力を感じました。 戦闘面は相手により装備の組み合わせを変える必要があったり、捨て身の必殺技をどのタイミングで放つかなどの計算が必要で面白かったですね。 初見の敵との戦闘は結構な割合で失敗し、その後対策を考えるというマゾい楽しみがありました。 そうして手に入れたモンスター固有の魔石をどう運用するかでまた悩む事になります。 (同じ魔石でも武器にする装飾品にするそのまま装備するなどにより効果が変わる) 表紙絵のインパクトは強烈ですが、一発変な事をやってやろうという出ヲチ感はなく、自分が同人RPGに一番求めている、創作の拘りと熱の部分が強く感じられる快作でしたね。
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