舉報鑒賞

エロRPGには、「敗北Hシーン」という要素が存在します。
女主人公モノに多いそれは、奮戦するも力及ばず、
魔物に、あるいは敵対する人間に、はたまた生物ですらないものに、あれやこれや、
と様々に展開されてきました。

…しかし。シーンの展開や文章から、「力及ばず」となっているのに、
女の子を操作する自分達が行なっているのは、
女の子を負けさせるためずーっと防御してたり逃げようとしてたり、あげくのはてにはパーティアタックしたり。
簡単に負けるための自爆・降参コマンドがあったら喜んだり。
いやえっちぃのは嬉しいけど何か…うん…と消化不良をおこしてきました。

前置きが相当長くなりましたが、この作品は、
「頑張って戦っている女の子」を「全力」で「負けさせるために奮闘する」という、
実際操作している私たちの行動を登場人物にもさせたらこうなるよねっていう作品です。

それがもー興奮するのなんのって!
聞いてくださいよ旦那!(誰
あくまでも自分がいい思いするんでなく、カッコよくて強くて可愛くて、
さらには護衛対象(主人公)の身を負けた時でも案じるような優しくて芯の通った女の子たちを、
きったねぇモヒカンどもが代わる代わる犯すのを見るのって凄いっすよ!
しかもそれを手引きしたのが自分っていう、ね!
いやー素晴らしい!

ゲーム的に言うと、サンプルイラストで大々的に出てるいかにも「高潔な女騎士」がラスト限定ってくらいで、攻略も自由なのが良いです。
キャラ数が多いせいで、ちょっとひとりひとりが少なめですがこりゃご愛嬌ってことで。

今までの敗北エッチモノに飽食してきたら是非手にとって欲しい怪作です。オススメ。