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「Project U-Ta-Hi-Me」 的鑒賞

オススメ! 挑戦的な作品。

2012年11月05日   Unison 先生/女士

このレビューは参考になった x 11人

まず最初に。恐らくはかなり実験的な要素の強い作品です。ゲームとしての出来を考えるなら、他にも面白いものはあると思います。作品のコンセプトに共感を持たれる方に、意思表示として購入される事をお勧めします。

ゲームとしての面白さを出していくのは、これからといった作品と見えます。今はまだ、素の状態。創り手のなかにある、アイディアを目に見える形にしてみました的な。ギミックやバランスもシンプルですし。
システム的には、非常に短い(演奏時間が数秒で終わるジングル)ファイルを再生できてしまったため、ボスが顔を出した瞬間にステージ終了でミス扱いになったり、難易度の変化は曲による所が多いとは言いながら、曲によっては余りにもクリアが現実的でないなど、配慮の不足が見られる部分もありますが、これらも順次改良されていくのだと思います。
U-Ta-Hi-Meの立ち位置も、まだはっきりしていない印象がありますね。何よりアナウンスが少なすぎて、どんなキャラクタなのか、しっかり把握できていないと言うのが正直なところです。歌わせる曲に準じた性格になるとは言っても、基本プログラムのような、個性の一番根っこになる部分がわからないと彼女自身をどう評価していいのか分かりにくく、キャラクターとしてやや取っ付きが悪くなる気がします。

色々言っていますが、そのまま期待の裏返しと思って頂ければ。最近発売されたSoundtrackCDも発売日に入手しています。

STGの主要素でもあるステージ構成の素材にユーザーの手持ちのものを使うというのは、面白い着眼点だと思い、購入しました。これからどうなっていくのか、楽しみに見て行きたいと思います。上手く育てばSTGにおいてひとつのジャンルを確立出来るのではと思っています。

* 為必填項目)

緣由*