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非常に良かったと思います。
　幼馴染とあまあまに過ごします。

　三部に分かれていますが、とても小さく綺麗にまとまった印象を受ける作品でした。その為もう少しヒーロー、ヒロインを取り巻く環境みたいな部分の話も欲しかったなあと思う所はありました。しかし、つまりそれはそれらの部分が気になるようになる、面白さがあったとも言えます。

　文章と場面の進行と、着実で丁寧に感じ、とにかく突っ込んで動いて叫んで、はい御終い、ではなかった様に感じましたが。
　確かに漢字の誤変換や、漢字に変換しないほうがいいように思う文字なども所々ありました。しかしそれらを差し引いても誤差範囲でしかないと思います。

　私個人があまあまが好き、という所でツボに入ったと云えるとも思いますが、ヒーローがヒロインについて超然的にではなく、あくまで自分の位置や基準を見つめて、その上で向かい会おうとしていた所が好印象でした。
　二人だけの世界というか、幼馴染とあまあま、という点でそういった演出というか、場面造りというか、雰囲気作りが(私の好みに)ストライクでした。

　極めて高い興奮を覚えたといと、そういう訳ではありませんが、後味の良さから、おすすめしたいと思います。