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寝取られといっても様々ありますが、本作は徹底して「ヒロインに何が起きているのかはわからない」という作風です。
寝取られRPG自体はいくつもありますが、大抵はエロシーンになるとヒロイン視点になったり、行為中の声や音が聞こえたりしますが、本作ではそれすら少ないです。
目的地までの旅行中、行く先々でヒロインが様々な男たちに狙われるが、主人公視点では全く行為は見えず、でも裏で何かが起こっているらしいことは想像できる、というスタンスです。
私はそういう作風が大好きなのですが、実はそういうのは少ないです。なので本作は大当たりでした。
また、ただ見えないだけだと想像の余地が少なくモヤモヤすることが多いですが、メニュー画面でヒロインの性経験ステータスが見えることで裏で行われていた行為を想像することができるのも非常によかったです。
他作品ではイベント回収のためにわざとイベントが進む選択肢をすることが多いです。そのため、どうしても寝取らせ感が出てしまいがちです。
本作でも基本はそうですが、度々出る選択肢の中で、どちらを選ぶとイベントが起こるのか判断しづらいようなものもあります。
そのため、不意打ちや、「ああ、やっちゃった・・・」的な興奮も味わえます。
シチュもそれなりに多く、複数回こなすことで内容が段階的に変わる仕様も抑えています。またどこでイベントが発生するか教えてくれる占い師や、町の人との会話からイベントの内容を想像できる新設設計になっています。
二週目からはヒロイン視点が選べるようになり、実際の行為の内容を知ることもできます。
本当に欠点らしい欠点はなく、ストレスフリーを徹底しながら寝取られのツボもガッチリ掴んでいる良作だと思います。
こういう作風は本当に少ないので貴重です。