舉報鑒賞

おすすめです。一部の人達には特に。
ロードを待っている間にコーヒーを入れ、
5インチディスクならプロテクトシールを貼っておけばロストを防げる…。
あの時代のPC向けRPGです。
あ、重要なのは再現していることだけでなく、RPGとしてもちゃんとしていて楽しく遊べますが(笑)。
(注:本ゲームはロード時間も長くなければ、プロテクトシールも関係ありませんので。念のため。)

タイトル画面、メモリが足りないという演出なのか、
画面が切り替わってから目パチするアニメから始まり、
白と水色と黄色のテキスト、画面中央1/3程の面積で疑似3Dスクロールするダンジョン(ちなみに20x20)、
一カ所だけのセーブ、ゲーム画面での左上のタイトル表示…
じいさんばあさんゲーマーの涙腺と琴線を刺激するこだわりの数々に、
個人的には、ゲーム中に「フルマウスオペレーション」などという単語が思い浮かんだり、
PC98の起動音の幻聴が聞こえたような気がした位でした。

途中からは、アイテム集めと同時に酒場の「助言」もかなりの楽しみに…。
ロードするぞ戦記とか言って若者は分からなすぎるぞとか色々突っ込ませていただきました。

DOSゲーの雰囲気は、テキストやオートマッピングされるマップ当たりだけに留めてあって、
ゲーム自体はちくちくさくさく快適にプレイできます。
グラフィックはかなり美麗なもので(閲覧CGは19枚)、
21世紀らしくアンドロイドOS(対応版が同梱)や、ネットランキングにも対応。

ちょっと残念だったのは、登場キャラやダンジョンモンスターが脱がないこと
(ヒロインのカミサマだけ脱ぎますが)。
エロ絵があるだけでエロテキストは皆無なのも、
最初肩透かしな感じでした。

ダンジョン。冥い永劫回帰の場所。
懐かしいオールドファッションに呑まれないように
気を付けながら、今日もまた遊んでいます(危険)。