Report review

以前より日戦開のゲームのファンでしたので、今作も迷うことなく購入しました。

システムはベースとなった「WWII英雄列伝ヴィットマン」と良く似ている、索敵と隠蔽を重視した戦術シミュレーションです。
戦闘パートでは見えない敵の待ち伏せを警戒しつつ進軍していく緊張感が味わえます。
逆にこちらが防御陣営の場合、自軍のユニットを森林等の地形に隠して被弾を防ぐのが肝となります。
戦車等の装甲値のシミュレーションも含めて、非常にプレイしがいのある作品に仕上がっています。

戦闘の合間の戦術パートでは資金を使って各兵科の装備を強化、ヒロイン毎にHシーンを閲覧することでスキルを付随させることができます。
以前の作戦をリプレイしてレベル上げや必要な通貨を稼ぐこともできます。
通常難易度でもほぼレベル上げや資金稼ぎをせずともクリアできる程度ですが。

非常に残念だったのが(WWII英雄列伝にも共通しますが)マップがHEX制ではなくスクエア制で無論4方向にしか移動出来ませんから、機動戦術のオプションがある程度限られてきてしまいます。
もう一つ、作戦によってユニット、ターン、マップのスケールがまちまちに感じました。
数日か数分か……?
小隊か大隊か……?
数mか数km……?
直接ゲームプレイに関わりはありませんが、個人的に気になったので一つ。

ストーリー面ではいつもの日戦開のカオスなギャグストーリーで、合間合間に挟まれる歴史・軍事ネタを理解出来ればニヤリと出来ます。
日戦開初のHシーンですが、どうも本編にうまく収まりきっていない感じがしました。
本編のギャグテイストに比べて、唐突な陵辱系エロはちょっとテンポが崩れるかな?と。

長々と書かせて頂きましたが、しっかりとした作りのSLG/SRPGですので自信をもっておすすめ出来ます。