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「恋まぐわい」 的鑒賞

オススメ! 和服美人たちのボリューム満点な饗宴

2015年03月17日   骨格機械 先生/女士

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全編「和服」にこだわった、異色ながら高い完成度を誇る短編集。作者の処女短編集とのことですが、ストーリーもえちぃさも、クオリティはかなりのもの。

「ヒロインが和服を着ている」という以外は、話の内容はバラエティ豊かで、さまざまなシチュエーションやムードを味わえるため、飽きのこないシナリオの多彩さが魅力。美人でえろい新妻とのらぶらぶなプレイに始まり、美人姉妹との3P、再会した同級生(元気系巫女さん)との洞窟内プレイなど、派手で明るいシチュエーションがあったかと思えば、ダークな雰囲気での乱交、色町の妖狐や氷倉庫に住み着いた雪女との人外女性とのえっちまで、鬱というまでにはいかないものの、暗く幻想的な読後感を与えてくるものまで収録されています。作者の作劇の才能が光る逸品。

絵柄に関しては表紙で保証済みで、きらびやかな和服のデザインと、洋服にはないチラリズムの魅力が満点。それを着こなすのは柔らかくボリュームのある肉感のヒロインが多く、合間に少々貧相なボディの子も挟まれて、着衣えっちの魅力が余すところなく表現されています。

個人的なお気に入りは、ショートボブにミニスカ着物の雪女さんとのプレイを描く「夏になく雪」。姿こそ現代風の雪女さんですが、自分が人外であることに引け目を感じつつも、男への想いに胸を焦がす姿は、古典的な日本の雪女そのもので、たいそういじらしくかわいらしい。ラストシーンまで含めて、18禁でしか表現できないお話だったと思います。

作画とシナリオの2人組で執筆しているというだけあって、絵も作劇も高クオリティ。「和服」という縛りがとれたらどうなるのか・・・作者さんの今後の作品に大変期待を持たせる、高水準の短編集でした。

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緣由*