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「御伽話は闇の中」 へのレビュー

触手×百合×耽美

2013年09月13日   骨格機械 さん

このレビューは参考になった x 8人

百合も触手も嫌いではない+女の情念あふれるシナリオに惹かれてパッケージ版購入。メーカーさんが謳う通り、触手と百合のみで、この二つが好きなら外しません。

ですが、予想以上にシナリオとキャラが秀逸。以下の通り、登場人物が純粋ないい子ではなく、ドロドロしている。

・弓姫
ヒロイン。彼女の視点で女の子を攻略していく。気弱だが根は攻撃的らしく、ルートによって良い方向にも悪い方向にも転ぶ。ルートごとの彼女の変化が楽しい。

・月夜さん
黒幕臭あふれる黒髪ロングの美人。キーアイテムである「願いがかなうザクロの果実」をくれる。お姉さまキャラだが、弓姫の依存心をあおり触手の生贄を要求してくる鬼畜。ただ、彼女のルートでは意外なかわいい一面を見せてくれる。

・メガネ女子
弓姫をいじめるが、最初に触手の餌食になるが、その後互いに触手凌辱を仕掛けあう泥沼交戦へ。しかしあるルートでは最後に仲良くなってちょっと感動。

・親友
快活でいじめから守ってくれるが、自尊心の裏返しで、心の底では弓姫を下に見る傾向あり。彼女のルートでは恋愛ではなく真の友情にたどり着く。

・後輩
犬気質の巫女少。弓姫を病的にまで無条件肯定し、恋愛感情込みで弓姫になついてくる。気持ちを受け入れてあげると一気にラブラブモードへ。

こんな少女たちが立ち回るため、アンチヘイト爆発の愛憎劇が展開され、そこに触手が詰め込まれて、独特の世界観が形成されている。

どのキャラもこっちを立てればあっちが立たず、個別ルートに入ると攻略キャラ以外とは対立することが多い。エンディングも「みんな幸せ」なハッピーエンドは存在せず、消えたり死んだり喪失したり。ダークだが余韻を持たせるエンディングが個人的にはツボでした。

百合や触手に抵抗がない方、ダークなお話が好きな方に強くオススメ。

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