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「催眠・凌辱・不思議な空間!~バイノーラル催眠音声~」 的鑒賞

バイノーラルを活かした催眠作品です。

2015年11月24日   Tikuwabu 先生/女士

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 本作はバイノーラル録音を利用した催眠作品です。通り雨に打たれて、店に飛び込んだ主人公はその店の女性と会話を交わし、暇つぶしに誘われて、とそうした流れで展開される作品ですね。
 この作品は全体的にバイノーラル録音の距離感を利用していて、終始右に左にと動きながら語り掛けが行われています。耳元での囁きなどはさすがの距離感で、この作品のキーとなるはさみの音の条件付けにおいてはよく活用されているところです。

 個人的な感想になりますけど、催眠作品としては少し暗示が弱かったかな、という点が気にかかりました。
 催眠の導入自体はイメージによるもので、一般的な方式(深呼吸からの部分弛緩など)からは離れた取り組みになっているのですけど、そちらはごく自然と入れた印象があります。
 ただ、そこからの深化がいまいち入りきれなかったんです。その意味で、暗示が弱かった可能性を感じています。
 きちんと計測してはいないのですけど、深化部分にはそれほど時間を割いていない印象もあったので、慣れていない方では入り込みづらいかもしれませんね。
 ただ、エロ部分においてはお見事でした。パブロフの犬をモチーフにした手法なのだと思いますが、バイノーラルとしての力をよく活用しておられる。
 柚木 朱莉さんの演技も、非常に官能の強いものでした。興奮する面においては一切不足を感じませんでしたね。

 やや物珍しい趣向での作品でもありますし、ある程度催眠慣れしている方の方が向いている作品かもしれません。その点だけ、述べておこうと思います。

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