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「警察官 白崎 尋臣」 的鑒賞

何を言っているんだ…

2016年06月01日   アビー 先生/女士

このレビューは参考になった x 5人

こいつはいったい何を言っているんだというのが印象的でした。
 夜道は危険だからと一緒に帰ってくれた警察官。
 変質者の危険を真剣に説いてくれた警察官。
 残業の度にいつもお疲れ様ですと言ってくれた警察官。
ついさっき別れた警察官が、なぜ自分の部屋にいるのか。
そして、襲われたときに抵抗なんてできないよと言った本人が、なぜ自分に襲いかかろうとしているのか。
何を言っているのか、何をしているのか、なんでこうなっているのか、まったくわからない。
自分の身に起きていることへの混乱・茫然、そこからの恐怖に至る変化。
聴いていてこちらも恐怖してしまいました。
ヤンデレというと、もちろん愛がありきの話。
この警察官も主人公への愛ゆえにこんな凶行に及んだのだと思いますが、
ここまで「変質者・ストーカーに襲われているんだ」と実感した作品は初めてだったように思います。
好きな人は好きかもしれませんが、なかなか賛否が分かれそうな作品だなと感じました。

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緣由*