舉報鑒賞

　煽り文句にもある通り、可愛い後輩のいる先輩と言う風に自己投影をして聴くと……。
　痛いです。個人的に性格はもう少し控えめだったり気弱だったりする後輩キャラがベストですが、十分に可愛い後輩が蹂躙されていくのはかなり精神的に来ます。
　シチュエーションとしてはかなり合っている(健気な後輩キャラが純愛でも陵辱でも大好き)し、いえ、だからこそ使えるのと同時に痛ましくて堪らないですよ。
　ラストは余りに悲しくて、聴くのも辛かった位です。
　一人の少女の尊厳が完全に奪われて。好きだった後輩がそんな風にされた先輩の苦悩を想像して。
　これを悲劇と言わずして何を悲劇と言えば良いのかなんて言ってみるくらい。
　良かったは良かったですが、その為、感受性が鋭い方とか寝取られが駄目だとか、そう言う方は要注意です。現に感情移入し過ぎて暫く凹んだくらいですから。
　それでも買って良かったと思える魅力はありますけどね。

　ただまあ、少しばかり台詞が単調になっている感じがしましたね。でもそれが逆にリアルとも言えるのかもしれませんが。台詞台詞しちゃいますから、単調さがなくなり過ぎると。

　初めて買った音声作品で、音声やイラストだけでも十分に楽しめましたが、だからこそ同時に何処かしらに物足りない感じになりますね。
　う～ん、これ同人ゲームか何かでイラストやシナリオ拡充されたのが出たらまた買うかもしれないな。