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对「女装したあの子のホントのところ」 的赏析

女装受けの発展性

2017年05月20日   オセロー 先生/女士

このレビューは参考になった x 1人

皆さま仰られてる通りcv恋音さまの演技がすごいです!
同シリーズ作としては先に「彼女は積極的な男の娘」がありますが、これも伊都あいな様の名演が凄まじく、多くの男性が道を踏み外すきっかけとなりました。(語弊)
今作もその「心揺さぶる声、言葉、息遣いで道を誤らせる」というコンセプトは健在です。
また前作では誘い受けド直球でしたが今作では流され受けという若干回転のかかった変化球になっています。

受けの変化として
元々エロは性欲旺盛な者(仮に男としますが)の為に発展してきたモノであるためどうしてもシチュエーションに独善的なニュアンスが含まれます。

男が受けに迫る、誘われる、のいずれにも男の欲望の矛先として受けがあり、受けは被征服者となります。
征服者としての男は受けに対して罪悪感が芽生えますが、この罪悪感は人を傷つける感覚に近いため敬遠されがちです(それがイイという性癖もあるが)
そのため罪悪感をいかに取り除くか、という事が受けの命題となります。
まずは積極的な淫乱受けがあり、男は仕方なく誘われるままに言わば逆レイプされるので全く罪悪感がありません。
次に無知や気持ちよさそうだからセーフといったグレーゾーン(アウトだよ)がやって来る訳ですが...今作では「自撮りうp系の承認欲求だだ漏れっ子」というスタイルになっています。
本人はそのことを強烈に自覚してはいませんが女装の動機を「チヤホヤして貰えるのかなって考えちゃって」と表現している通り欠乏の心理が見て取れます。そこで男側は欲求を満たしてあげる、という共存関係を感じ少なからず罪悪感が軽減される構図です。
これは只の淫乱より複雑な関係性と言えます。

前作から確実にハッテンしており今後ますます期待できるシリーズだと確信させる作品と言えます。

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