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「W・TAILS CAT」 へのレビュー

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2015年07月14日   穂積 さん

このレビューは参考になった x 3人

当然と言われるかも知れませんが、まず溢れ出る士郎正宗臭に感動しました。
単にネームバリューとかではなく、静止画でありながら艶めかしく浮き立つような女体、ページの隅々まで手抜きの無い描き込みに同氏の神髄がほとばしっていて、完成度の高さは鳥肌ものです。

Dlsiteの場合、作品形式やページ数が商品紹介に記載してありますが、本作に限ってはそれを鵜呑みにしない方がいいかもしれません。
作品形式は「画集」となっていて実際に絵がメインではあるものの、同作者の本を目にした事がある人なら予想の通り、欄外や絵の脇に注釈あるいは小話とも言うべき文章が添えられていて、絵が視覚描写を担っている分を差しい引けば軽めの「ノベル」くらいはあると言ってもいいでしょう。
じゃあ、その代わりに絵が控えめか否とんでもない。
ヌルヌルと滑らかな女の子の肢体はもちろん、背景の部屋や銃器に至るまで、電子書籍特有の拡大を駆使しても粗のアの字も見当たらないほど緻密に描かれています。
そのため絵を万遍なく見ていると1ページを見終えるまでに要する時間は他者作品とは比べ物になりません。
もしかしたら、この「ページ数」で値段高くない?とか考えている人がいるかもしれませんが、1枚のページに濃縮され過ぎているだけであって、上記の文章を読み入ったりモブの女の子を拡大したりで1冊を堪能に要する時間で見ればこれでも安いくらいです。

映画館クラスのスクリーンに投影しても隅の隅まで味があるそんな1冊です。

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